究極の食育?
またはいかにして私は考えるのをやめ和食に回帰したのか。
かつて日本人は忍耐強い民族であると評価されていたはずだ。
しかし今やキレるのは若者どころか中高年にまで至るという
状況と相成ってしまった。一億総ブチ切れ。
何が変わったらこうも切れやすくなるんだろうか?
環境変化は確かにあるだろう。
しかしだ、それ以上に食の変化がでかい予感がする。
かつて日本人は米飯主体の食生活を送っていた。
場所にもよるが魚食もよく行っていた。
食は文化を作ると言っても過言ではなく、そういう意味で
江戸時代の日本とか冷静に観察する。
…あのー、世界最大の都市抱えて識字率も当時としちゃ
異常な高い水準ですよ。
明治初期になるが、イギリスから来た技術者が、炭坑労働者が
ふつーに新聞読んでるのを見て驚いたと言われている。
…いやそんなんで驚かれたらこっちもびっくりなんだが、当時の
ヨーロッパでは下層階級が字を読めないのは当たり前だったのだ。
まー日本人の文化いじりは異常だからな。
大体平仮名あるじゃん。
あれ冷静に由来考えたら変態少女文字やギャル文字と大差ないし、
カタカナも漢字の一部を坊さんが簡略化して作ったわけでの。
逆に言うと平安の頃にはすでに女性が文化形成に参加してたわけだね。
(いやむしろ参加どころかメインストリームじゃねぇのか?)
例えば二条河原の落書なんての、書いた奴はそりゃ学のある奴かも
しれないけどさ、あれなんて読める奴が少なかったら話にならない
んじゃなかろうか?
読めることを前提に書いているように思える。
武田信玄が白い壁と筆を道に用意して、誰でも書き込めるようにしたら
結構大量の書き込みがあったらしい。
(絶対今なら信玄ちゃんねるって呼ばれるんだろうな)
武士批判とかあったらしく部下はそれに腹を立てて止めさせるようにいったが、
信玄は情報収集のため続けさせたらしい。信玄本人は書き込んだのだろうか?
江戸あたりには職業作家も瓦版もあったし、このあたりになるともう
一般的に読めて当たり前だったのな。すげぇぜJAPAN。
さて、このように幅広い参加者がいる日本文化だが、こんだけ
恐ろしいくらいに参加者増えたの何でだろうか?
人種的な差異ではないはずだ。
文字を多くの人間が読めるようになる→そんだけ忍耐力があるという
仮説とか立ててみる。
や、実際さ、考えてみたら文字を覚えるのは結構苦痛だぜ。
訓練以外の何者でもないわけだからさ。そもそも生き物文字使わないし。
で、そこまで多くの日本人が文字を自由に扱えた。
つまり普遍的なある状況が日本人をこうしていた、と考えられる。
…やはり食ではないだろうか。
OK。精神安定に効果的といわれる食材について調べてみよう。
今流行のGABA(γ-アミノ酪酸)、玄米などに多く含まれている。
抑制系の神経伝達に関与することがわかっている。
DHAやEPA、青魚に多く含まれているが、脳神経の修復に役立つ。
葱や玉ねぎなどの硫化アリルはビタミンB1の吸収を活性化。
そしてそのビタミンB1は玄米にも含まれている…
なんかさ、和食に関係するもの多くないか?
偶然なのかこれは?
つまり和食を食することが精神安定に関与し、それが元となり
忍耐力を生み、日本文化を形成した…
さて、となると明治以降、洋食が入ってくると話が変わってくることに
なるような気もする。確かに栄養価は高いものが多い。
しかしながら…そもそも肉食って狩猟民族のもんだろ。
確かに狩猟にも忍耐は必要だが…農耕民族のそれとは比較にならない。
さらに狩猟とは闘争本能高めないとやっていけない。
肉食ってのはひょっとしたらアレか?
闘争本能高める側面もあるのか?そりゃそうしないと獲物倒せないしなぁ。
肉食うようになったのが原因なのかどうかはわからない。
ただ、明治以降日本は富国強兵政策を実施し、戦争を繰り返すこととなる…
最終的には食肉国の王みたいなUSAにはかなわんかったわけでな。
さて、そんなわけだけど現在我々、肉食や洋食を結構食っている。
もちろん食だけが要因ではなかろうが、こんだけ食生活変わると
精神構造だって変わらない保証は何にもないんじゃないか?
キレる子供を減らすにはどうすりゃいいんだろうな。
やっぱあれか。給食を和食にする。これか。
米余ってんだろ?和食給食にしろよ。いやホント。
で地元の特産物を提供する。これこそ大事なんじゃないか?
というわけで、キレやすい奴は和食食え。
出来たら一人でなくてたくさんの人間と一緒の方がいいだろう。
最近だったら秋刀魚も安いし。今夜の夕飯は秋刀魚にするかな。
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